お金持ちが止まらない②
ピケティさんが200年という長い間調査したにも関わらず
他の学者は100年くらいのデータで結論を出していたのです。
すると100年では正しい結論が出てきません。
なぜかと言うとここ100年で大きな戦争があったからです。
戦争というのは皮肉な話、強制的に経済成長率を高めて、格差を是正する
効果があります。戦争というのは緊急の需要を生みますし、政府が軍事力強化のため
お金持ちからお金を奪っていったりしたのです。
だから戦争というのは、お金持ちと、貧富の差が縮まるようにできているのです。
なのでピケティさんは今までの学者たちは今までの大きな戦争の異常値とも言われるデータを引っ張ってきて経済成長さえすれば格差は縮まると言うのはおかしすぎると言っており、長い期間のデータを経済成長しようがこのままだと資本家と労働者の格差は広がる一方だと主張しています。
格差が拡大する中どうしたらよいか?
解決策を出しています。
世界的な累進資本課税
資産家に対して税金を取ろうという仕組みです。
お金持ちは、税金を免れるために色々な国にお金を隠していたりしています。
全世界で連携してお金持ちから税金をかけていこうよというのがピケティさんの考えです。
ここで勘違いしていけなのは、資本主義を否定しているのではなくて
資本主義によって競争原理が生まれて多少の格差が生まれることは悪い事ではありません。しかし世襲資本主義が悪いのです。
世襲資本主義とはお金持ち世代が代々引き継がれていきどんどんお金持ちになっていき、貧乏な方はどんどん貧乏になっていき挑戦する事さえできない、これが世襲資本主義です。
才能があるのにお金が無いで溺れてしまうのは人類の損失ですよね。
続きはまた明日ブログに書きます